新着情報

  • 2025.02.17
  • お知らせ

医師偏在問題にも一役 企業向けオンライン診療開始

長崎県内スタートアップと医療法人が協同、健診結果を元にスムーズな治療

医療系スタートアップ企業Healthree合同会社(長崎市、猪股晋作代表) は、医療法人十慶会くしま記念クリニック(大村市、野島富美子理事長)と協同し、2024年末より県内の事業所を対象としたオンライン診療事業を開始した。通常の健康診断結果を基にした慢性疾患などが主な診療対象。スマホアプリを通じ情報をやり取りできるほか、自宅への薬の配送も可能。看護師による出張採血も行う。猪股代表は「県内では地域ごとに医師の偏在が見られる。医療過疎地域における診療拡充に貢献したい」としている。

【診療開始の背景】

労働政策研究・研修機構の「年次有給休暇の取得に関するアンケート調査」によると、有給休暇取得者のうち最も多い理由が「自身の病気などの通院」で全体の32.5%。生活習慣病などの通院と予測される。オンライン診療を利用することで、受診率アップが期待できるほか、有給の利用目的にも幅が広がる。

【オンライン診療の概要】                    

通常の保険診療で、健康診断の結果レポートまたは紹介状が必要。主な対象は生活習慣病などの慢性疾患で、看護師による職場への訪問採血も行う。

\ この投稿をSNSでシェア /